• Meet the NGF with 徳永真一郎 | 名古屋ギターフェスティバル

    Meet the NGF with 徳永真一郎


    お知らせ 
    2021NGF出演-徳永真一郎

    2021年の情報です。 本年度の開催情報はホームページトップからご確認ください

    どうもこんにちは、生田Pです。コロナ禍でステイホーム。でもそんな時は楽器を弾きましょう!特に今クラシックギターが世間から熱視線を浴びているとかいないとか。さて今日のお相手は徳永真一郎さんです。徳永さんは過去にも出演していただいているのでNGFファンにはおなじみのギタリストですね。

    まずは徳永さんの演奏動画を!

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    ブラジルの作曲家ヴィラ=ロボスの音楽にぴたりとハマる。美しいだけじゃなくて深淵を覗くようなゾクゾクする響きがいいですね。ここまで音楽を深く表現できるギタリストはそうそういません。映像もプロの仕事で、何回も見たくなる動画の一つです!

    それではインタビュー開始

    生田P(以降P):こんにちは!ドイツのコブレンツギターフェスティバルで出会ってから徳永さん、改め、真ちゃんと仲良くなりました。真ちゃんは当時のブログを読んでくれていて、「初めまして、ブログ読んでます!」と言われたのをよく覚えています。それから連絡を取るようになって海外でも日本でも遊んだり、コンサートに来てもらったりと、仲良くさせてもらってますね。インタビューよろしく!

    徳永(以降T):よろしくお願いします!

    プロを目指したのはいつ?

    P:ではいきなり核心から!プロを目指した理由とそのタイミングは?

    T:中学校3年生の時ですね。それまでは学生のコンクールに出てたんですけど、中3の時に始めて学生だけじゃなく大人の方も出てくるようなコンクールで優勝しました。その時にギタリストになることを強く意識するようになりました。そして高校の時に始めて海外に行って、フランスのル・アーヴルという港町に10日間留学しました。それこそイギリスとの国境近くですね。そこからフランスで将来勉強したいなと思い始めていました。夢を見始めたというか色々とぼんやり考え始めました。

    初めての国際コンクールで体感した世界との距離。

    P:なるほど。やはり結構早い段階から考えてたんだね。そこからは割とトントン拍子で?

    T:いえいえ、全然そんなことも無くて。高1、高2と東京国際ギターコンクールを受けたんですが全く歯が立たなくて、「こりゃダメだ。」となりました。2回とも二次予選で落ちてしまって、その後いろいろ考え始めました。もちろん本選に出てるメンバーはやっぱり凄く上手かったので実力の違いを見せつけられました。ただその時はどうしたらいいかわかりませんでした。自分としては一生懸命やっているし、先生にも習っていたし、どうやったら追いつけるんだろうと悩む毎日でした。暗黒の高校時代ですね(笑)

    P:沢山の輝かしい経歴がある真ちゃんでも悩みがあったんだね。でも確かに高校生くらいで国内で結果が出てて難曲も弾けるわけだし、これならいけるだろうと思った国際コンクールではまた違う壁が見えたのは衝撃だっただろうね。講習会とかは参加した?

    T:そうですね。当時日本で開催されていた講習会には海外からの先生もゲストで来ていたので参加しました。留学はしようと思っていたのですがやはり高校生のうちに沢山のレッスンを受けられたらいいなと思ったので。中でも巨匠ステファノ・グロンドーナのレッスンではかなりの衝撃を受けました。それこそ思いきり「ガーン」ってバットで殴られたような衝撃でした(笑)そうしているうちに段々と海外に目が向いてフランス留学することになりました。

    P:やはり色々なことが重なって留学が実現していったんだね。そういう大きい決断する時って最後は「海外に留学してもっと上手くなるぞ!」みたいな自信も大事だよね。

    そして世界へ。

    T:とにかくそれからは留学の準備をして、最初はストラスブール音楽院、そしてパリ国立高等音楽院で過ごしました。


    P:それからはポーランドのオルシュティン国際ギターコンクールで優勝したり、皆が知っているようにだんだんとキャリアを積んでいった形だね。真ちゃんはひとつひとつの事をしっかりやる印象があるから結果が出ていくのはとても自然だと思う。

    NGFでの思い出

    P:さて真ちゃんにはこれまでにNGFに参加してもらっているけれど一番楽しかった思い出はあるかな?印象とかも含めて教えてください。

    T:2017年に友人のガブリエル・ビアンコとゲストで一緒に伊勢の講習会で演奏会をした時ですね。ガブリエルとジョイントコンサートをして最後にはデュオもあって、それは凄く鮮明に覚えています。あとNGFはゲストとお客さんとの距離感が近くて、雰囲気もフラットですね。そういった点が僕自身が経験してきた海外の講習会に特に似ています。そして素晴らしいゲスト陣による演奏はもちろん、講習会でのレッスンや講座も充実しています。そこには笑いや遊びもあり、そのギャップが更なる面白さに繋がっているような気がします…ギャップ萌えですね(笑)

    P:ありがとう。2017年は本当に楽しかったよね!カラオケも行ったりしたなあ(笑)毎回だけどNGFはゲストの皆も仲良いのが良いよね。そして今回8回目のフェスティバルですが…(続く)

    続きはNGFで!

    さて今回は徳永真一郎さんのインタビューでした。当日の演奏にも期待が高まります!

    徳永さんの演奏や活躍の様子はホームページやinstagramをご覧ください!

    http://shinichirotokunaga.com

    https://www.instagram.com/shinichiro_tokunaga/

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