• ギターと言えば!Ariaに突撃! | 名古屋ギターフェスティバル

    ギターと言えば!Ariaに突撃!


    コラム 

    今回は協賛スポンサーであるAriaにお邪魔しております。実はこのAriaというブランドは荒井貿易株式会社によって運営されています。ちなみにエレキギター部門ではAria Pro Ⅱというブランドがあり、非常に今回対応してくださったのは取締役国内営業部長の長崎正裕さんと取締役企画室長の山田住知さんです(以下敬称略)。お二人をはじめ荒井貿易の皆様には本当に長い間協賛企業様としてNGFをサポートしていただいております。2023年もよろしくお願いします。

    長崎・山田:よろしくお願いします。今年も始まりますね、NGF。とても楽しみにしています!

    –荒井貿易さんはクラシックギター、アコースティックギター、エレキギター、ベースギター、ウクレレそしてケース、弦、アクセサリー、アンプ、エフェクター、まで幅広く取り扱われていますね。まずはその商品の数に驚きました。こちらがその様子です!

    ギターの材料も!

    –ギターの製作材料まで!すごい量ですね。

    山田:これはほんの一部です。本社ビルにはまだまだ沢山の製品がありますよ。弊社にはエンジニアも居て楽器の品質も常に厳しくチェックしています。

    クラシックギターの売り上げ比率は?

    –これまで倉庫には入ったことがなかったのでびっくりしました。それでは最初の質問です。クラシックギターの売り上げは全体の何%くらいですか?

    長崎:だいたい15%ほどかと思います。弦やケースなどの関連製品も含めると20~30%くらいですね。

    山田:気持ちは50%ですよ(笑)!

    –クラシックギター界において、そのお言葉はありがたいです!それでは次の質問です。これからギターを始める方、初心者の方を想定した質問ですが例えば10万円以内のギターで一番売れているギターってどれですか?


    長崎:時期によるんですがここ最近ですとA50シリーズ(6万円台)ですね。重量バランスや設計を工夫し、音量と音色のバランスがとても良いです。あと例えば学校に納入する学販とかになるとA20シリーズ(2万円台)が多いですね。こちらは価格を抑えて、気軽にトライできるギターとなっております。

    A50シリーズ http://www.ariaguitars.com/jp/items/classical-guitars/basic/a-50c/

    A20シリーズ http://www.ariaguitars.com/jp/items/classical-guitars/basic/a-20/

    –ありがとうございます。荒井貿易さんは様々な楽器店に楽器を卸すと思うのですが、どのようなところから売れますか?オンラインのみのショップなどにも卸しますか?

    長崎:やはり実店舗ありのショップから売れますね。店舗があって、オンラインでも販売している楽器店さんが一番多いです。一部昔からのご縁でwebのみのショップさんもありますが基本的には新規でwebのみのショップは開拓していない状況ですね。

    –ありがとうございます。今度は高級ギターについてご質問です。手工高級ギターはどのあたりのものが売れますか?

    長崎:やはりスペインが多いですね。特にグラナダ系が多く、例えば最近とても良かったのがパコ・サンチャゴ・マリンですね。他にもドイツイギリスなどのギターも多いです。対して、アメリカや南米のクラシックギターはあまり取り扱っていません。

    –確かに50周年モデルのパコ・マリンとても良かったです。その分お値段も規格外でしたが(なんと400万越え)。さて、入門から高級ギターまで様々なクラシックギターを教えていただきましたがどのような楽器店に行くとそれらの楽器に出会えますか?

    長崎:私たちがお取引させていただいている楽器店さんは全国にありますので、例えばお近くのクラシックギター専門店、あと大手楽器店などに行けばきっと出会えると思います。

    クラシックギターのコレクションについて。

    –荒井貿易さんの本社ビルの一階にあるショールームには様々な名器がありますがその中でも一番高価なものはどれでしょう?

    長崎・山田:アントニオ・デ・トーレス!!ですね。しかも2本あります。ただこちらの2本、そしてラミレス1世などは実際に値段がつかないような貴重な楽器だと思います。単に値段という意味では実際にセゴビアが使用していたラミレスなどは値がつきやすいかもしれません。

    –ギターの価格、と言えば最近はクラシックギターの値段が世界的に上がっていますよね。

    山田:実はクラシックだけでなく、エレキギターなども価格が上がっています。ギター需要が高まっているのが理由だと思います。

    長崎:購買する側の「良いものが欲しい」という心理、そして世界的に物価が上がってきていることもあり貴重なヴィンテージのギターには高い値がつきやすい印象があります。それに釣られてかヴィンテージ市場全体で値上がりしているかもしれません。

    荒井貿易がスタートしたきっかけは?

    –ヴィンテージ(…年代物、価値のある)という言葉で今思ったんですが荒井貿易さんは創業してから何年ですか?とても歴史が長いですよね?最初からギターの卸売をしていたのですか?

    長崎:1956年8月に創立したので2023年8月創立67年です。元々は故・荒井史郎会長が個人的に「欲しいな」と思うものを取り寄せるところから始まりました。例えばクラシックギターの譜面や弦などですね。そうしているうちに周りも「欲しい」となり、そこからクラシックギター、そして当時のエレキブームに乗り、ギター全般の輸入商社として成長してきました。過去には楽器以外のもの、例えばスノーボードや、スキー板などのスポーツ関係、建築資材なども取り扱っていましたが今は楽器とその関連製品のみを取り扱っています。

    –そして今回はNGF in TOKYO 本公演、またはNGF名古屋公演にご来場のお客様にプレゼント企画があるのですが荒井貿易さんも協力していただきました!

    ジャジャン!

    –こんなに沢山!!ありがとうございます。ギターケースとか私も欲しいです笑。さて、最後に今後クラシックギター界で展開していきたいプロジェクトについて聞かせてください。

    山田:Esteve(エステべ)の展開ですね。去年から弊社が取り扱いを始めたスペインのギターブランドです。地中海に面したバレンシアを拠点に1957年の創業以来ギターを作り続けるブランドです。1957年フランシスコ・エステベ、マヌエル・アダリッド、そしてアントニオ・モンフォートの3人によって設立され、その伝統はマヌエル・アダリッド二世に引き継がれています。ギターへの情熱と多くのギター製作の経験を持つ職人により、伝統的な手法に新しい技術、製法を取り入れたギターを製作しています。

    長崎:例えばネックや力木にカーボンファイバーを使用したり、普及価格帯のギターでは環境に配慮した材料や水性塗料を使用したギターを製作しています。バリエーションも豊富なので初心者から上級者まであらゆる層の方にお薦めできるギターとなっております。

    ちなみにEsteveの情報はこちらからご覧いただけます。モデル毎に動画もあります
    http://www.ariaguitars.com/jp/items/other-brands/esteve/

    –様々なラインナップがありますね。これから注目のブランドですね。本日は貴重なお時間ありがとうございました!

    荒井貿易株式会社HP  http://www.ariaguitars.com/jp/

    そしてNGFチケットはこちらから!! https://nagoyaguitarfes.stores.jp

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