• 世界が認めたギタリスト、ヴォヤン・コチッチ10月に初来日! | 名古屋ギターフェスティバル

    世界が認めたギタリスト、ヴォヤン・コチッチ10月に初来日!


    名古屋ギターフェスティバル2026 

    20を超える国際コンクールで入賞し、NAXOSよりCDをリリース。現在はチューリッヒ芸術大学教授として後進の指導にもあたるヴォヤン・コチッチ。ヨーロッパでは既に高い評価を確立しているクラシックギタリストです。

    ギターを愛する方であれば、「クラシックギター界の伝説的巨匠オスカー・ギリアの最後の愛弟子」と聞けば、その存在の大きさを理解していただけるでしょう。

    一方で、日本ではまだ彼に関する情報は決して多くありません。今回がコンサートとして初来日となるこの機会に、彼との出会いを少しだけお話ししたいと思います。

    (NGF代表 生田直基)

    突如現れた新星 ー

    「なんだ、この奏者は。今回は彼で間違いない。」

    今から約15年前。音楽の都ウィーンで開催された国際コンクールの二次予選を聴き終えた私は、そう確信しました。その日、ひときわ印象に残った青年がヴォヤン・コチッチでした。

    演奏後、私は彼に一言だけ声をかけました。

    「Congratulations! Good luck for the final round!!」

    物静かな彼は、静かに微笑みながら挨拶を返してくれました。

    翌日の本選。

    昨日と変わらぬ落ち着いた様子でステージへ現れた彼は、最初の一音を鳴らした瞬間から会場の空気を一変させました。難曲が並ぶプログラムにもかかわらず、どの作品にも揺るぎない余裕と品格があり、音色はどこまでも自然で美しい。私は完全に魅了されていました。その完成度は、演奏が終わるたびに大きくなる拍手からも明らかでした。

    「優勝は間違いない。」

    しかし結果は…。

    私はそう信じ、表彰式を待ちました。

    しかし、結果は3位。

    私は言葉を失いました。

    コンクールでは、必ずしも聴衆の評価と結果が一致しないことは理解しています。それでも、あの日の結果には、自分のことでもないのに悔しさを覚えたことを今でも鮮明に覚えています。

    帰国後、私は彼へメッセージを送りました。

    「君の演奏からは特別な何かを感じる。その才能は本物だ。どうか信じて、そのまま突き進んでほしい。きっと結果はついてくる。そして、いつか日本へ来ることがあれば、ぜひ連絡してほしい。」

    返ってきた短い「Thank you.」という言葉の向こうには、悔しさと、それでも前へ進もうとする強い意志が感じられました。

    その後の活躍は、皆様もご存じのとおり……と言いたいところですが、日本ではまだあまり知られていません。

    彼はその後、アレッサンドリア国際ギターコンクール(優勝)、ハインスベルク国際ギターコンクール(優勝)をはじめ20を超える国際コンクールで入賞。ヨーロッパ各地のオーケストラとの共演、NAXOSからのCDリリースを経て、現在はチューリッヒ芸術大学教授としても活躍しています。

    あの時感じた才能は、本物だった。

    私は彼の活躍を嬉しく思いながら、時折その活動を見守っていました。

    そして、ある日。

    思いがけず彼から一通のメールが届きます。

    「今さらだけど、あの時のメッセージ、本当にありがとう。今は音楽家として充実した日々を送っているよ。これから活動の幅を広げるため、日本へ行こうと思っている。君のことを覚えていたから、まず連絡してみた。」

    私の返事は、もちろん「YES!」。

    こうして今回のNGFでの来日公演が実現することになりました。

    15年前、ウィーンで初めて耳にしたあの音色は、今でも私の記憶の中で少しも色褪せていません。

    あの日、私の心を震わせた演奏が、この秋、名古屋の皆様の心をも震わせてくれることを、私は確信しています!

    公演詳細やチケットはこちら

    公演詳細はNGF公式チケットサイトにてご覧ください!
    公式チケットサイト→NGF STORE

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